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今をときめくあのベーシストが、久しぶりにまじめな話をしてくれた。

バンドを続けて音楽を信じて人を信じてやってきた人にしかわからないことがある。

これはマジだ。

少しでも音楽からはなれて、諦めて、誠実さを欠いて、

簡単に音楽を扱ってしまったら何も分からない事だ。

音楽が生活の中心に、心の中心にないと出来ない事だ。

ずーっと、信じて、やっと行き着くものがある。

俺の周りにはそういう人が、まだ数人だけ居る。

残念だが多少音楽が好きだとしても

なかなかちょっとやそっとじゃここまで到達する事は難しい。

だから、あの人達とやれる日が来るまで

俺は歯を食いしばってやるしかない。

それは今をときめくベーシストの彼が昔、そうだったように。

これちょっといい話よね。こっ恥ずかしいよね。

でもバンドってそーゆーもんなんだろう。

なんにも苦しまずに手に入れられるものならたくさんありますわな。

簡単なバンドなら、続ける意味がない。お遊びだ。

自分の人生の時間を費やして、苦労して愛を注いで作り上げたバンドが

みんなから愛される日が来るってのが

多分世界で１番最高の事なんだと思うね。

やるべき事は分かったし、俺は本当にラッキーだ。

ギターを続けてきて良かった。

まだどっから手を付ければいいか、わからんのだが

とにかくやってみるしかない。

Well the rain exploded with a mighty crash
As we fell into the sun
And the first one said to the second one there
I hope you’re having fun

Band on the run