最近の話

正直なところ、lomaは私の生活で出来る範囲のハイペースよりは少しスピード抑えめでやれて少し助かっている。

この前の投稿後、5月は吉祥寺Baobabで投げ銭ライブ、6月は下北沢monaレコードでのライブをやり

周りの皆さんのおかげでとても楽しくバンドとしてもいいスタートダッシュ出来た感があります。

7月は仕事が忙しくて、少しバンド活動から遠ざかって今中国からこの記事を書いている。



まぁそれでも、皆さんのおかげで今の状況があるので、みなさん、本当にありがとうございます。

次は8/1 下北沢 mona Recordです。また皆さんにお会いしたいです。



ただし、この数ヶ月でメンタリティというか、自分が音楽をやることに対しての考え方には変化があり

まぁバンド活動ってのも結局のところいろんな人との人付き合いとエゴのぶつけ合いですから

考えることがたくさんありました。

そうする中で自分が納得するものや状況って、なんなの?と問いかける訳です。

自分は常に、自分が出来る範囲のちょっと外の部分を吸収して曲を作ったり活動したりしていきたいようで

その根本にあるのは、他の人が出来なかったりやらなかったり思いつかないことをやるということです。

それをやる上で大事にしているのは

音楽が弱いものの味方になりうる存在であること、つまりRebel

そして過去に虐げられた弱いものから生まれたものを受け継ぐこと、Roots

常識的な要素や理論的な縛りを解いた実験的な面白さを含んでいること、New

あたりかな、と思ってます。

ギター弾いてますがギターうまい人なんてごろごろいますので、うまいギターはその方々にお任せします。

なので、ギターというツールを使ってどのくらい面白いことが出来るか

そこに気持ちをどう入れ込むことが出来るか

その楽しみがなくなればきっとすぐ音楽なんてやめて聴く側に徹したいと思うわけです。

つまり、演奏家ではない。

演奏するだけで楽しい、ってときもあるけど全く長続きしません。ギターなんてすぐ飽きます。



つまり、音楽やるんだったら娯楽だけじゃもうモチベーションが無いっていうことですかね。

上に書いたのも生きる上で必要ないから娯楽じゃん、って言われたらそれまでですけど

それじゃあこんなに人とぶつかったり頭抱えて悩んだり仕事と両立で寝不足になったり

する必要はないのできっと100%の娯楽ではないのだと思います。

誰でも出来ることはしたくない、金持ちの道楽で音楽はやりたくない。

今の時代と環境で自分がどんなものが作れるか、それを流通という記録に残せるか

その中に自分が今まで聞いたもの、見たもの、感じたものをどれだけきれいにおもしろく詰められるか。

そしてそれが今年軌道に乗るか乗らないかが非常に自分にとって重要だったりします。



また、とにかく自分は音楽をやれる環境をつくるっていうのを自分でやらなきゃいけないのが当たり前でしたので

まぁそれはみんなほとんどがそうだとは思うんですけど、他のいろいろな要素もあって

やはりPunkな部分というか、鬱屈した部分がこの年になるまで拭いきれておりません。

ギターはフィーリングの伝わってこない上品なものより、ヘタクソな方が好きです。

要は音楽やれて当たり前の人らよりもおもしろい音楽作るのが、夢だったりします。

そういうのの違いってなに?ってので分かりやすいのが

長く聴いてて飽きなくて何度聴いても発見がある音楽ですね。



まぁその辺はいいとして。だいたい自分のバンド観ってのはこんなところです。

こんなに無駄だけどいろいろなことを考えてる訳です。

そんなののために10年も時間とお金と情熱を注いできたわけです。

もちろんたくさんのものも犠牲にしてきてます。人から見ればただの娯楽なのに。

しかもバンドの人間の数だけそれぞれ違う気持ちがある訳ですから

やるだけでもとっても大変です。



そう考えた上で、

ALPACOSは今後、多分活動ほとんどないと思いますが録音だけ続けています。

ALPACOSというバンドはバンドメンバー以外には絶対に分からない存在意義がありますが

私が20代でもっとも大切に人生の中心に置いて愛を注いでいたもののうちのひとつですので

今はそうでは無くなりましたが、音源が出来たらこそこそと発表してうまい酒飲みたいと思います。

lomaは8月以降もコンスタントにライブ活動続けられればと思っておりますが

今年上に書いたようなことが出来るかどうかで向き合い方は変わってくるとは思いますね。



要は、いろいろ考えて「今年はより重要やな」と思っていた次第です。

どんな年になるかねえ。もう半分終わったけど。

頑張りますので時間があったら聴きにきてくださいね。