ガイガーで測ってみた放射線量のまとめ
先日運良く会社のガイガーカウンターを週末貸してもらえる事になり
むしろなぜみんな借りないの?と思ったくらいですけど、
まぁみんな知らないのかもしれない。とりあえずいろいろ気になっていたものを測定しました。
ちなみに。
私の住んでるところはいわゆる西東京です
いつもチェックしていて本当に助かっているのがこのサイトです。
ナチュラル研究所
ここで変動があるかどうかチェックしてますが、事故直後の3/15にすごく数値が上がったのを覚えていますがその後は特に平穏な感じです。
ただ、3/15は確実にあがってました。これは事実なので私の住んでいるところもどさっと降ってきてる可能性がある訳です。というか、その可能性が強い。
そしてそれ以降は雨と一緒に降ってきているだろうな、と。
どのくらい?っていうのは下のリンクでデータが公表されてます。
雨の放射線量
全国の雨の放射能濃度
という感じで総合して考えると、自分のところに比較的多めの放射性物質がくるのはこの雨と3/15、加えて食品、水です。
このガイガーカウンターは空気中の線量を測定していると思いますので、食品の数値は測れませんし、食品は単位もベクレルになりますので今回は別件です。
先ほどの日野市の通常時の数値がだいたい14CPM、これを計算するとだいたい0.1μSv/hという値になります。なのでこれを基準値とします。
ちなみに、これを借してくれた人が近所に住んでるんですけど、その人が測ったところだとだいたい0.1〜0.15μSv/hだったそうです。
0.15より高いとヤベーかなっていうことね。
ちなみにうちは鉄筋アパートの2Fです。
まず窓付近
0.15μSv/h
一番測りたかったのが、ずーっと外に出しっぱなしにしていたら黄色っぽい粉が溜まっていたサンダルです。
ちょい高くて0.17μSv/hくらい。最高値は0.19μSv。
部屋の窓側においてあるベットの上。
0.08μSv/h。室内はちょい低いですね。
そして問題の、3/21夜東京で雨が降ったのですが、この日何を思ったか近場に出かけるのに傘持たずにコート一枚かぶって出たんですよ私。
後で調べると、この日の東京の雨にかなり含まれてたとのこと。で、気になっていたコートです。
見えるでしょうか0.36μSv/h。
先ほど書きましたが、一応0.15μSv/hが通常と考えたら単純に2倍以上の値になります。
とはいえ、ずっと0.36μだったわけではなく、何度か置くたびに数値は変わりました。その中で一番高かったのが0.36μSv/h。その他は0.17とか0.26とか、それでも比較的高めでした。
次、ここ最近ずっと履いてる靴。雨の日も。
見えずらいですが、コンバースが0.17μSv/h。
そしてちまたでホットスポットかもしれないと言われている、東京・千葉の海の方の市原の近くの新小岩に行ったとき(雨)にはいてた革靴
見えずらいですが、0.16μSv/h。
雨の日とかにランニングしたことがある靴とかも0.16μSv/hでした。
次、雨の日にさしていた折りたたみ傘
0.08μSv/h。意外と低い。これが平常値っぽい気もしますが、平常時は測った事ないですからわかんないですけどね。
最後に家の外。アパートの階段。
0.10μSv/h。標準値くらいです。
ちなみにアパート外の道路や、道ばたの水がたまりそうなところも同じ値でした。
ということで、基本的にはちょっとだけ高い気もしますが思ってたより、ビビってたよりは低いかなという感想です。
ただし、0.36μSv/hはちょっと嫌なので、ちょうどこのコートは高校のときから着ててボロボロだったので捨ててしまおうかと思っております。
まぁ何かの参考になればと思います。
最後のちなみにですけど、このだいたい0.15μSv/hくらいの環境で1年暮らしたらどんなもんか。
これは外部被ばくのみですが、単純計算すると
0.15μ x 24 x 365 = 0.001314
だいたい1.3mSvです。
これがどーゆー値かってのはこちらで詳しく書いています
一般人が浴びて良い放射線量は1mSv/年:最適化野郎のつれづれ日記:So-netブログ
今事故後、年間許容量引き上げで子供が20mSvだなんだで騒がれてますけど、法律上一般人の浴びていいとされる許容量は事故以前で1mSvと書かれておりますので、若干オーバーしてたりします。ひええ。
しかも、病院のレントゲンなども含めての値ですから、健康診断とかでレントゲンとってた人はさらにもっと低い方がいい。いいというか、事故以前の規格ではそうなるわけです。レントゲンなどの数値は先ほどのブログに詳しく書かれてます。
という考察で、ちょっと高いんだろうなぁ。。。という感じでした。
個人的な解釈としては、放射線量は「この数値だから大丈夫」って事じゃなくて、低ければ低いにこした事はないと思ってます。限りなく0に近いのが理想のはずです。
だからこの数値は低めだから大丈夫!なんて思ってませんからね私。
怖いですが、手強い相手ほど良く知る事が必要ですので、何が危ないとか、何が危険とかがわかればいいかなと思うんですけどね。
これに加えて、空気、食べ物、水、雨。その辺を意識した生活が、将来のためになればなぁと思います。
西東京でもこんなもんですから、より近場の子供たちや妊婦さんは逃げて損はないと思いますよね。
東京だったら野郎どもは別に逃げなくていいんじゃないかな?気をつけてさえいれば。というのが個人的な意見です。
以上、長くなりましたがレポートでした。
これ書くのに30分かかった。疲れたー