金なんてねーけどビート乗ってけって

会社の同僚が口を揃えて言う

「金がねえ」

なんでか。理由はいろいろあるがはっきりしている。

遊び過ぎもそのうちの１つだ。

でもそれだけじゃない。

例えば、社会人になるって言う事がどういうことなのか

人によって違うと思う。

仕事を始めたらお金をためて

べっぴんな嫁さがして

車を持って

ホテルで結婚式をあげて

子供が出来て

家やマンションの１つでも買って

子供を育てるのだ。

人生を会社に全うし、

近所の人や会社の仲間とたまにご飯を食べて

たまにゴルフでもしながら

俺らが好きだった90年代、夢だらけの90年代は

だいたいの人がそれが出来ていた時代でした。

でも今は違うのだ。

それは相当頑張らないと難しい。

親父に聞いてみたことがある。

俺らが親父と同じように勤め上げて１つの家庭をまわす事

今俺らと同じ年齢だったとして、出来る？と。

答えはNOだった。

つまり、90年代のいわゆるバブルの時代の方が

異常だったのだ。

そしたら

お金をある程度持たないと生きていけないと考えるひとも

多いでしょう。

俺も半分はそう思ってる。

でもダーウィンの進化論じゃないけど

生き残るのは強い物ではなく

変化に対応出来たものだったりするわけで

今の時代を正確に読み取る事で

今の時代の生き方を模索しなくては行けない。

だから、実はそんなに難しく考えないとすれば

生活レベルを下げれば良いのである。

でもそれを実行すること自体はムズカシイ。

車を持たない、家を持たない、子供を私立に通わせない、等々…

でも、やり方はいくらでもある。

親にしてもらった事は子供にしてあげたいなどという事は

俺もしばらくは考えていた事だが

でもそれは親のエゴ以外の何者でもない。

ま、正直分かんないんだけど

頑張って稼ぐのが苦手なので

もっと違う意味で豊かな生活を出来るように頑張りたいんだな。

社会や文明への依存はまず自覚するべきだ。

本当なら私たちはハッピーに生きていけるのだ。

金、という価値に縛られさえしなければ。

少しずつそれから脱却していくと

意味不明にかかっていたお金がはっきりわかる。

依存や甘え、それがお金の本質だ。

例えばカード支払い

現金を持ってないけどいますぐ欲しいとき、カードを使う。

その店はカードで支払われると

カード会社に何％か支払わなければいけないのだ。

つまりその甘えだけで儲けてる人たちが居るのだ。

依存。

便利という中毒が依存を生む。

それがこの近代文明の本質だと思っている。

生活レベルは簡単に下げられない、って言うけど

それは中毒であり、依存だ。

タバコの依存なんてかわいいもんだ。

この依存と中毒を続けるためには

庶民は働いて働いて働いて働いて

誰かのために人生を送らなければならなくなるのだ。

そんな人生じゃいけないと

俺はジョン・レノンから教えてもらった。

ただ、どうしても選べないことがある。

病気になって働けなくなったときだ。

子供が病気になったときもそうだろう。

医療社会は雪だるま式に金と権力を握っているので

これから医療に世話になればなるほど

金を持っていかれるのは明らかだ。

ある程度の金がないと、病気になったときに

ちゃんと医療が受けられない社会がもうそこまできている。

アメリカとか、理由は違えども

ちゃんと満足した医療が受けられる人は少ないそうだ。

保険がクソみたいに高いので

払えない人が多いという理由で。

なんならこれから日本

放射能に気をつけなかった人たちが

徐々に病気で倒れていくだろうと予想している。

病院にいかないと生活出来ない体になってしまう。

最悪、死んでしまう。

そのとき、何が怖いって

ずーっと金をとられていくのだ。

自分が病気になってしまって

子供に借金を残すような事はしたくない。

健康を奪われるって言うのはそういうことなのだ。

だから、放射能を避ける事を友人に説明してみたりしたが

みんなそうもいかないようだ。

変えられない、変化出来ないのだ。

それを俺は依存と解釈している。

ちなみに俺も結構な部分依存しているので

人に声を大にして「依存すんな！」なんて言えないんだけど

なんとか依存の頻度を減らせるように考えている。

俺らの年代が90年代のように幸せに生きていくには

デカい力を持った権力や企業や機関に身を寄せるしかないだろう。

それはそれでいい。

でもそのために、自分を殺して汚い事も飲み込んで

ある意味麻痺したように仕事をしなければいけない。

俺はそーゆー金は要らない。ちょっと欲しいけど

理想は

人が喜んで幸せになるための何かを提供して発生する価値

そんなお金で暮らしていきたい。

出来ればデカい物に依存せずに

自分の力で。

実は１人なら簡単なんだけどね。

家族が出来たらこれもムズカシイので

悩ましい20代後半であります。

頭を柔らかくして

何でも出来るように準備しておこう

それがダメなら自衛隊にでも入れば

お望みの生活は多分すぐ出来るぜ。

同年代の男達といつまでもうまい酒が飲めますように。